経済同友会は「みんなで描くみんなの未来プロジェクト」の一環として、会員である経営者が情報発信するシリーズを連載しています。最終回となる第5回は、新浪剛史幹事(サントリーホールディングス取締役社長)と、報道アンカーの小谷真生子氏の対談をお届けします。 新浪氏は三菱商事から43歳でローソンに転じ、現在はサントリーHD社長として経営のグローバル化を推進。20年にわたり、ベンチャーから大企業まで社長を務めるかたわら、経済財政諮問会議の民間議員であるなど論客として知られます。小谷氏は日本航空を退職後、NHK総合「モーニングワイド」やテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト(WBS)」、BSジャパン「日経プラス10」などに出演、豊富な知識と鋭い視点を持ち味に活躍されています。グローバル時代の企業経営や日本社会のあり方について、丁々発止の議論が展開されました。 決断求められる日本の経営者 小谷 今回はグ
2014年6月、オリックスの会長兼CEOを退任した宮内義彦氏。小泉内閣時代は規制改革会議の議長を務めて、抵抗勢力と激しくやり合った。かつての改革の旗手は、アベノミクスをどう見ているのか。 サラリーマンは既得権益である 【田原】宮内さんはオリックスのCEOを退任された。どうしてお辞めになったのですか。 【宮内】幸か不幸か、私はまだ元気です。ただ、元気だからとやっていると、いきなりドンとくる危険性があります。会社というものは、「宮内が終わったら終わったな」では困ります。やはり継続が大切です。徳川家康は元気なうちに席を譲って駿河に行きました。私も元気なうちに次の人にバトンタッチしたほうがいいと判断しました。 【田原】いまはシニア・チェアマンという肩書です。何をするのですか。 【宮内】いま模索しています(笑)。トップをやっていると毎日の仕事に追い回されて、中長期的なことを考えられなかったという反省
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