過剰品質について考えたことを書く。 【元ネタ】 ITILのキャパシティ管理 【1】SW開発が製造業と決定的に違う点は、品質はトレードオフにならないことだ。 製造業のプロセス改善で頻出するQCD(品質、コスト、納期)の三角形によるマネジメントは有用でない。 SW開発でも特にXP等のアジャイル開発は、機能、コスト、スケジュールの三角形でマネジメントする。 品質をトレードオフにしない理由は、品質が落ちれば、SW開発プロジェクトの存続そのものが成り立たなくなるからだ。 実際、メンバーの作業の品質が落ち、成果物の品質が落ちる症状が出始める。 最終的には、バグだらけのシステムそのものをリリースできなくなる。 【2】品質を確保するためにSW開発では色んな手段を選ぶ。 ITILのキャパシティ管理では、需要を制限して品質を確保する需要管理という手法がある。 これは、機能やユーザビリティを制限して品質を確保す