テレビ東京に「池の水を抜く」という異色のバラエティー番組がある。今年1月に第1弾が放送されると、視聴者から「こっちの水も抜いてほしい」などの反響が相次ぎ、4月、6月、9月に続編が放送された。11月26日には第5弾の放送も決定している。「やっぱりテレ東か……」とテレビ関係者が度肝を抜かれた突拍子もない企画は、どうやって生まれたのか。番組を手がける伊藤隆行プロデューサーに聞いた。(聞き手・メディア局編集部 鈴木幸大) ぜんぶ抜いちゃえばいいのに 2016年6月のことだった。都内の公園の池から遺体が発見されたというニュースをテレビで見ていた。池や周囲を捜査する警察の姿が映し出されたが、遺体の一部は、まだ見つかっていないと伝えていた。 「池の水を全部抜いちゃえば、すぐに見つかるんじゃないかな」 そんなことを思ったのは、14年に井の頭公園(東京都三鷹市・武蔵野市)で水質浄化を目的に、池の水抜き作業が
![テレ東が「池の水ぜんぶ抜く」深いワケ : エンタメ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/3](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3e6d85cab0e5b2041c7e29133d491ba98e91f361/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fphoto%2F20171019%2F20171019-OYT8I50028-L.jpg)