2006年7月5日のブックマーク (1件)

  • 判断の根拠を“慣習”にしないために | シゴタノ!

    EU統合の始まりは1951年に締結されたパリ条約にさかのぼります。フランス、ドイツ(西ドイツ)、イタリア、ベルギー、ルクセンブルク、オランダの6カ国が欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)を設立、これが切っ掛けとなって軍需にとどまらず商業・経済の活動にも拡大し、現在のEU統合への道筋がつけられます。 ECSC設立の伏線として、戦前からヨーロッパ統合運動に取り組んでいたジャン・モネの存在があります。彼は早くから統合の具体的な構想を打ち出していたものの、当時はあまり真剣には取り合ってもらえなかったようです。 それが、二度の大戦を経てヨーロッパが疲弊し「もう二度と戦争はできない」というムードが高まった時、ようやく日の目を見ます。 「疲弊したヨーロッパを立て直すには鉄鋼生産が欠かせない」 そのための材料はそろっていました。ドイツは大規模な製鉄所の再建をもくろみ、隣国のフランスとベルギーはその製鉄所に売り込