Blu-ray Discの推進団体「Blu-ray Disc Association」は2006年7月19日,日本レコード協会(RIAJ)や日本映像ソフト協会(JVA)などの関係者を招いてセミナーを開催した。再生専用Blu-ray Disc(BD-ROM)のタイトル制作に必要な著作権保護技術のライセンスやオーサリングなどについて現状を解説するセミナーである。 対立する「HD DVD」陣営が2006年3月にプレーヤーを市場投入し(東芝の「HD-XA1」の記事),BD陣営も同6月~9月に相次いでプレーヤーを発売することもあり(松下電器産業と韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.のプレーヤーの記事),国内のタイトル制作者も次世代DVDに注目をし始めている。同セミナーの会場にも続々と参加者が集まってきていた。 セミナーではまず,BDの著作権技術の概要が説明された。 【図1】B