4月10日、今年初のヒナが保護されて持ち込まれました。「スズメ」です。 巣から落ちていたとのことで、ほとんど無毛です。右に少し傾き、顔が腫れてクチバシもわずかに怪我しています。 元気なヒナであればピーピーと鳴いて餌をねだりますが、全くその様子はなくかなり弱っています。 ヒナにとって大事なことは保温と絶え間ない給餌。その上、保護されるケースではほとんどが脱水を起こしています。 まずは保温しながら、経口電解質液(ポカリスエットのようなもの)を与えます。間違って気管に入ると危険なのでチューブを胃まで確実に入れて与えます。 少し元気が出てきたらふやかしたドッグフードにビタミンをつけて与えます。最初15分~20分おきくらいに何度も。飲み込んだ餌が食道を通っていくのと、胃が膨らんで動くのが見えます。 慎重な手当てを続け3日目、次第に元気になりピーピーと口をあけて餌をねだるようになりました。 そして、3