福島市ふるさと納税返礼品の御守刀を制作するのが、福島市の立子山に日本刀の鍛錬場「将平鍛刀場」を構える作刀の第一人者、刀匠・藤安将平(ふじやす まさひら)さんです。 日本刀は鎌倉時代のものが品質や美しさにおいて頂点だといわれており、藤安さんは19歳で刀鍛冶を志して以来56年間、ひたすらに「古刀」の再現に邁進しています。 人間国宝・宮入昭平(行平)の生き様に魅せられ刀鍛冶に ——高校3年のときに、師匠(人間国宝・宮入昭平 刀匠)の書かれた「刀匠一代」という本に出合ったことで、刀鍛冶になると決めたと伺いました。師匠の作る刀に惹かれたのですか? その本には刀のことはほとんど出てこなくて、宮入の人生や考えが書かれていました。それを読んで師匠の生き様に魅せられたんですね。そもそも現代に刀工がいるということが驚きでした。 本の中で宮入が「自分の後に続く者に出てきてほしい」と書いていたのを読み「これは俺の