石川県を代表する伝統工芸、九谷焼。明歴元年(1655年)より作られてきたこの磁器は、一点一点丁寧に描かれた華やかな色絵が特徴です。「九谷は絵付けが命」と言われる独特の色彩美は世界からも高く評価されています。 この動画は、能美市で135年以上の歴史を持つ「上出長右衛門窯」の職人の絵付け作業を映したもの。繊細な手仕事に、思わず息をするのも忘れてしまうほど。 “九谷は絵付けが命” 磁器に命が吹き込まれる 1879年(明治12年)に創業した「上出長右衛門窯」は、素地つくりと上絵付けが分業される工場が増えているなかで、上出長右衛門窯では創業以来、土をこねて器をつくり、絵を施し、焼成するまでを一貫して行っています。 筆一本、 繊細で美しい絵柄 上出長右衛門窯の意匠は、磁器の歴史の中で重要なスタイルを確立した中国明代の染付「祥瑞(しょんずい)」や、南京赤絵に大きな影響を受けたと言われています。ここからは
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