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ブックマーク / www.s.u-tokyo.ac.jp (7)

  • Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    中村 真悠子(生物科学専攻 博士課程2年) 小口 晃平(研究当時:大学院理学系研究科 博士課程大学院生) 大森 紹仁(新潟大学 助教) 幸塚 久典(臨海実験所 技術専門職員) 伊勢 優史(琉球大学 博士研究員) 自見 直人(名古屋大学 助教) 三浦 徹(臨海実験所 教授) 発表のポイント 佐渡島近海における潜水調査により、体が分岐する新種の環形動物(注1) を発見し、キングギドラシリス(注2) と命名した。 左右相称の動物において、体幹部が分岐する体制をもつものは極めて稀である。種の体は尾部に向かって幾度も分岐し、宿主となるカイメン(注3) の中で縦横無尽に張りめぐらせている。 進化学的にも発生学的にも非常に興味深いキングギドラシリスの発見は、左右相称動物の形態の進化過程を探る手がかりともなりうる。 発表概要 東京大学大学院理学系研究科 附属臨海実験所の三浦教授、ドイツ・ゲッティンゲン大

    Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
    peketamin
    peketamin 2022/01/22
  • 金沢市の高校で捉えた放射線バーストで雷発生の瞬間に迫る - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    和田 有希(物理学専攻 博士課程3年生 / 理化学研究所 研修生) 榎戸 輝揚(京都大学白眉センター 特定准教授 / 理化学研究所 客員研究員) 発表のポイント 2018年1月10日に石川県金沢市の市街地において、雷放電での原子核反応に由来する1秒未満の強烈な「ショートバースト」と呼ばれる現象の放射線観測に成功した。 このショートバーストの直前に、1分間にわたって雷雲から到来する放射線である「ロングバースト」も観測した。ロングバーストとショートバーストが引き続いて発生する現象の観測は世界初である。ロングバーストは雷放電の前駆現象として働き、ショートバーストや雷放電そのものの引き金を引いた可能性がある。 研究チームは若手研究者が中心となり、世界的にも珍しい日海沿岸の冬季雷に着目し、石川県内の高校や企業などと協力して観測網を整備しており、今後も拡大予定である。 発表概要 東京大学大学院理学系

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    peketamin 2019/06/29
  • 世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    東京大学大気海洋研究所 東京大学大学院理学系研究科 概要 中国の長江デルタでは、約7500年前から世界最古の水稲栽培を基盤とした新石器文明が栄えたが、約4200年前に突然消滅し、その後300年間にわたり文明が途絶えた。多くの考古学者や地質学者が研究を行ってきたが、原因について統一的な見解は得られていなかった。 東京大学と日中の研究機関の共同研究グループは、長江デルタの近傍から2の海洋堆積物コアを採取し、アルケノン古水温分析を行うことで完新世の表層海水温変動を高時間解像度で明らかにした。コア採取地は沿岸の浅海である。沿岸気温は表層海水温と強い相関がある。そのため、表層水温変動の記録から長江デルタの気温変動を定量的に推定することができる。分析の結果、長江文明が途絶えた時期に一致する約4400~3800年前には、大規模かつ複数回の急激な寒冷化(3~4℃の温度低下)が発生していたことが示された。

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    peketamin 2018/12/02
  • 乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    佐野 雅己(物理学専攻 教授) 玉井 敬一(物理学専攻 大学院生(博士課程1年)) 発表のポイント 整った流れ(層流)が乱れた流れ(乱流)に遷移するときに従う普遍法則を実験で見いだした。 最大級のチャネル実験装置を製作すると同時に、普遍的な法則の検証に必要な新たな測定解析手法を考案したことが発見のポイントだった。 乱流への遷移の理解は省エネルギーなどに不可欠であるだけでなく、自然界に普遍的に存在する不規則現象の理解に繋がる。 発表概要 我々の回りは空気や水などの流体で満ちています。整った流れは層流と呼ばれ、乱れた状態は乱流と呼ばれます。しかし、層流がいつどのようにして乱流に遷移するのか、そこにどんな法則があるのかは、130年以上にわたる未解決問題でした(注1)。流体の方程式が非線形性(注2)のため数学的に解けないことや、実験的にも乱れの与え方にさまざまな可能性があることが理解を阻んできまし

    乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
  • 科学英語を考える - 理学部ニュース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    著者:トム・ガリー(教養学部附属教養教育開発機構 准教授) 翻訳家・辞書編集者。1957年米国カリフォルニア州生まれ。シカゴ大学で言語学数学の両修士課程を卒業。1983年から日に在住。2002~2005年、東京大学大学院理学系研究科化学専攻で「化学英語演習」(Academic English for Chemistry)を担当。現在、教養学部でALESSプログラムのマネージング・ディレクター。

  • 英語らしい英語を書くコツ - 科学英語を考える - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    私が日人の英文を添削するときには,明らかな間違いだけでなく,英語として不自然な英文も直すようにしている。そのような英語らしくない英文は,ほとんどの場合,日語の言い回しや文法の影響を受けて書かれている。今回は日人が書く英文にしばしば見受けられる「日語くさい英語」について考えてみよう。 主題と主語 次の文はその例である。 As for gases, their volume changes depending on the temperature. 気体は温度によって体積が変化する。 どこに日語の影響があるかというと,文頭の「As for〜」である。文法上は間違いではないが,この表現の使用される頻度はネイティブが書いた英文よりも日人が書いた英文,または和文の英訳文のほうがはるかに高い。これは,日語と英語の間に根的な違いがあるからである。 ここで言う日語と英語の違いとは,何がセ

    peketamin
    peketamin 2014/09/25
    “一方,日本語のセンテンスでは「主題」という要素が中心になる”, "英語の感覚では,名詞は変化のない,意味の固定された概念を指す。動詞はダイナミックで,変化していることを表す"
  • 科学英語を考える - 理学部ニュース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    著者:トム・ガリー(教養学部附属教養教育開発機構 准教授) 翻訳家・辞書編集者。1957年米国カリフォルニア州生まれ。シカゴ大学で言語学数学の両修士課程を卒業。1983年から日に在住。2002~2005年、東京大学大学院理学系研究科化学専攻で「化学英語演習」(Academic English for Chemistry)を担当。現在、教養学部でALESSプログラムのマネージング・ディレクター。

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