突然の告白だが、僕の大学時代は学業とは無縁の4年間だった。全ての時間を趣味とアルバイトと恋愛に費やし、勉強はほとんどやらなかった。テスト前になると同級生からノートを借りて、一夜漬けで丸暗記。なんとか形だけテストをパスしていた。だから、いろいろな同級生のノートを見せてもらっていたのだが、まとめ上手と評判の同級生のノートは、授業を受けるよりも効率的なのではないかというほどの完成度だった。 しかし、そういった優れたノートを入手するにはそれなりの対価(ランチをおごるとか、合コンをセッティングするとか)が求められたし、「一見さんお断り」な空気も手伝って、入手は困難。希少なものとされていた。 そんな閉鎖的な市場(?)に風穴を空けたマーケットプレイスが「Flashnotes」だ。このサービスが結びつけたのは「ノートを借りたい学生」と「貸してもいいという学生」だ。良いノートを求める生徒は同じ学校の生徒から