日本国内には極めて多くの自動販売機が設置されており、深夜も時間を問わず、清涼飲料水や菓子類を購入できる。市街地であれば各所に自動販売機が設置されており、街の灯りとともに夜の街を自販機が照らしているというのも、日本特有の風景となっている。 自動販売機は冷蔵庫機能と保温器機能が搭載されており、同じ箱の中で冷たい飲料水と温かい飲料水が購入可能である。スナック菓子などはLED照明器具が主体のため消費電力は極めて小さく抑えられているが、温める・冷やすという機能を持つものは、コンプレッサーが搭載されているため常時電力を消費している。 国内の自動販売機設置台数は500万台近くを数え、消費電力は2000年まで、8,000,000,000kWh(80億kWh)を超えていた。家庭の電力単価である24円/kWhで換算すると、年間1,920億円の電気代を支払っているというほどの数値である。(2005年普及ベース・