アプレッソというベンチャー企業の CTO を務めて6年と2ヶ月になる。変化の激しいベンチャーに比較的長い期間身をおいていたので、社内外のいろいろなタイプのエンジニアと仕事をしてきた。 あるエンジニアが参加することで開発チームが短い期間で大きく変わったこともあったし、開発チームのメンバーが15人いた頃よりも、お互い補い合えるエンジニアが5人くらいの頃の方が成果が出たりすることもあった。 そういう経験を重ねていくにつれ、私の中では、スターエンジニアと呼べる人たちの持っているものについての、いくつかの類型ができてきている。今まで一緒に仕事をしていく中で本当に心強かったのは、最近エンジニアのキャリアパスの議論でよく言われるような財務のわかるエンジニアとか営業もできるエンジニアではなく、あるいは人と異なるユニークな能力を身に付けようとしているエンジニアでもなかった。ではどういうエンジニアが、というこ
今日の昼休みはソフトウェアの機能の豊富さについて考えていた。 Google Spreadsheets を初めて使ったときの第一印象は、 「機能が少ない」 というものだった。 Excel と比較してしまうと、グラフが作成できないし、マクロも組めない。 図形を自由に配置することもできないし、使える色も限定されている。 「これでは Excel と比べてあまりにも機能不足だ。 機能が十分に揃ってからリリースすべきだ」 などという議論があったのかもしれない。 事実、Google が昨年末に買収を検討した ThinkFree には、Excel や Word、Power Point のほとんどの機能が搭載されており、Microsoft Office オンライン版と説明されても納得してしまう程、ThinkFree は Office に酷似している。 もし ThinkFree が Google の買収提案を
米Microsoftは,国際標準視聴覚資料番号(ISAN:International Standard Audiovisual Number)の管理団体であるInternational Standard Audiovisual Number International Agency(ISAN-IA)に対し,カラー2次元コード技術「High Capacity Color Barcode(HCCB)」をライセンス供与した。MicrosoftとISAN-IAが米国とスイスで現地時間4月16日に明らかにしたもの。 ISAN-IAは,映画やゲームといった映像/音声(AV)コンテンツ・メディア向けID体系であるISANを管理する国際的な組織。ISANを利用すると,書籍管理用のISBNと同様,AVコンテンツのユニークな識別が可能となる。 HCCBは,さまざまな色の付いた小さな三角形を組み合わせてデータを
4月15日正午過ぎに三重県で発生した最大震度5強の地震で、気象庁は緊急地震速報の配信状況について公表した。緊急地震速報は震度や位置の予測情報を算出し、ネットワークで先回りして伝えるサービス。今回も3月の能登半島地震と同様にシステムが起動した。 気象庁の発表によると、最大震度の5強を記録した三重県北部の亀山市では速報が間に合わなかった。理由は、地震の震源が浅い上に三重県中部の内陸部で発生したため。震源にほど近い亀山市では、大きな被害をもたらす主要動(S波)が緊急地震速報よりも先に到達してしまった。一方、震度4を記録した三重県桑名市ではS波の5秒前に速報を提供できたという。同県松阪市と四日市市ではそれぞれ2秒前だった。 第1報では「最大震度4程度以上の地震が来ます」という情報を配信。それから1秒後に「三重県中部に最大震度5弱程度以上」という第2報が流れた。なお、気象庁が発表している各地点におけ
通信関連の4業界団体で組織する「電気通信サービス向上推進協議会」は、携帯電話やPHSなどにまつわる広告表示の自主ルールを強化する。携帯電話の料金やサービス内容に関する苦情が社会問題化したことを受けたもの。携帯電話だけでなく、固定電話事業者やインターネット接続事業者(ISP)、ケーブルテレビ事業者など、広く通信業界全体に新ガイドラインを適用する考えだ。 同協議会は、テレコムサービス協会と電気通信事業者協会(TCA)、日本インターネットプロバイダー協会、日本ケーブルテレビ連盟で構成。広告表示関連の作業部会を設置し、広告表示に関するガイドラインを2003年に策定し運用している。2006年末に、ソフトバンクモバイルのいわゆる「0円」広告などが問題となり、公正取引委員会や総務省から行政指導を受けたことを踏まえ、現行ガイドラインの改定作業に取りかかっている。既に携帯電話事業者らによる見直し作業をほぼ終
忙しいところ皆に集まってもらったのは,一つ考えて欲しいことがあったから。突然だけれども,この面子で「仮想編集会議」をやれるようにしたい。当然,モバイル環境で。どんなツールを使えばいいか,この場で話し合って決めてもらえますか。 いきなりなんだ,という顔をしていますが話は単純。我々はEnterprisePlatformというWebサイトの編集を手掛けているけれど,そもそもが「仮想編集部」でしょう。EnterprisePlatformの実際の編集責任者は知っての通り,TS君。でも彼は正式にはITpro編集部の所属。インタビュー原稿をたくさん書いているTM君は日経コンピュータの記者。つまりここにいる全員,正式な所属部署は別にあるのに,このサイトの編集もやっている。だから編集会議もヴァーチャルな環境でやったら面白いかなあと。 僕自身,EnterprisePlatformと経営とIT新潮流という二つの
ブログ検索サービスを提供する米テクノラティが4月5日に発表した調査結果によると,2006年第4四半期は投稿数で日本語ブログが世界最多だった(参考リンク:「The State of the Live Web」,図)。実に世界のブログ投稿数の37%が日本語によるもので,事実上の世界標準語である英語や,母語人口で世界最多の中国語を抑えての1位である。世界的にはもちろん,インターネット人口の点から見ても日本語がマイナー言語であることを考えると(関連記事),これは快挙と言えるのではないだろうか。 では,なぜ日本語ブログの投稿数がこれほどまでに多いのか。仮説をいくつか考えてみた。 (1)日記文学・私小説の伝統 「土佐日記」以来の日記文学や,日本文学独自の様式と言われる私小説の伝統が日本にはある。日本人には日記を書くような感覚でブログを書いている人が諸外国に比べて多いのではないだろうか。日記形式であれば
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