原発事故の影響で拡散した放射性物質を取り除く除染で出た土などを住宅の庭先などに一時的に保管している場所が、福島県内で5万3000か所に上り、去年12月の時点と比べて5000か所以上増えていることが県のまとめで分かりました。 福島県内の除染で出た土などについて、国は中間貯蔵施設を建設し、運び込む計画ですが、設置されるまでの間、県内各地の仮置き場や住宅の庭先などで一時的に保管されることになっています。 こうした保管場所について、福島県がことし3月末現在で調べたところ、仮置き場は46の市町村の828か所、住宅の庭先に埋めるなどする現場保管が37の市町村に5万3057か所と、合わせて5万3800か所余りに上ることが分かりました。 前回、調査した去年12月末時点と比べ、仮置き場は30か所が増えたほか、現場保管については5600か所余りも増えていました。中間貯蔵施設を巡っては、政府が大熊町と双葉町に建