韓国大統領府は、2日にソウルで行われた安倍総理大臣とパク・クネ(朴槿恵)大統領の首脳会談について、「両国間の歴史に関する問題の解決を目指し、関係の発展を真摯(しんし)に模索した点で意義があった」として、一定の評価をしました。 会談のあと、大統領府のキム・ギュヒョン(金奎顕)外交安保首席秘書官が記者会見し、パク大統領が会談の中で、いわゆる従軍慰安婦の問題について、両国の関係改善の最大の障害だと指摘し、韓国国民が納得できる水準で早期に解決すべきだと強調したことを明らかにしました。そのうえで、キム首席秘書官は「両首脳は、ことしが国交正常化50年の転換点の年に当たることを念頭に置いて、できるだけ早く妥結するための交渉を加速化させることにした」と述べました。 このほか、北朝鮮の核問題に一致して対応するため、アメリカを加えた日米韓3か国の協力を強化することや、TPP=環太平洋パートナーシップ協定への韓
日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが上空400キロを飛行する国際宇宙ステーションから台風16号の様子を撮影し、インターネットのツイッターに投稿しました。 投稿の中で油井さんは、「この写真を撮り、皆さんに台風対策を取って頂きたくて、夜更かししました。台風の目が恐ろしい悪魔のように見えました。どうか、皆様ご無事で…」とつづっています。
中国のパソコンメーカー「レノボ・グループ」が、出荷時に独自にノートパソコンに組み込んでいたソフトウエアに、個人情報の流出などにつながるおそれがある欠陥が見つかりました。このソフトはことし6月までに販売された23機種のパソコンに入っていますが、利用者が簡単に消せないようになっていて、レノボはこのソフトを消すための特別なプログラムの配布を始めました。 しかし、レノボによりますと、ことしの春、このソフトに欠陥が見つかり、悪用されるとコンピューターウイルスに感染したり、インターネットを通じて勝手に遠隔操作されたりするおそれがあることが分かりました。 被害は今のところ確認されていませんが、このソフトは利用者が簡単に消せないようになっていて、レノボはソフトを消すための特別なプログラムの提供を先月末から始めました。 レノボによりますと、このソフトは世界中で販売された23機種のノートパソコンに入っていて、
東京・池袋で乗用車が暴走し歩行者5人が死傷した事故で、逮捕された医師はてんかんの持病があり、毎月通院して1か月分の薬の処方を受けて治療を続けていたことが警視庁への取材で分かりました。警視庁は薬を適切に飲まなかったことで意識を失った可能性もあるとみて、当日の薬の使用状況などを調べ事故との関連を調べています。 警視庁は車を運転していた東京・北区の医師、金子庄一郎容疑者(53)を18日、検察庁に送り、危険運転致死傷の疑いで調べています。これまでの調べで金子医師には、てんかんの持病があることが親族や主治医の話で分かっていますが、その後の調べで20年余り前にてんかんと診断されたとみられることが分かりました。 9年ほど前からは東京・台東区の病院で治療を受けていて、毎月1度、通院して1か月分の薬の処方を受けて治療を続けていたということです。これまでの調べで、金子医師は「疲れていたので居眠りをしてしまった
16日夜、東京のJR池袋駅前で、乗用車が歩道に乗り上げ、歩行者を次々とはね5人が死傷した事故で、現場にはブレーキをかけた痕がなかったことが分かりました。車は右折すべき場所をほぼまっすぐ進んでいて、警視庁が詳しい状況を調べています。 警視庁は車を運転していた東京・北区の医師、金子庄一郎容疑者(53)を過失運転傷害の疑いで逮捕し、詳しい状況を調べています。 これまでの調べで、車は駅前の地下駐車場から出てきて、いったん停止したあと、本来、右折しなければならないところを、ほぼまっすぐ進み店に突っ込んだことが分かっていますが、その後の調べで、現場にはブレーキをかけた痕がなかったことが新たに分かりました。また、歩道にはガードレールが設置されていますが、車が乗り上げた場所は横断歩道になっていてガードレールはなかったということです。 調べに対し、金子容疑者は「疲れていたので居眠りしてしまった」と供述してい
子どもが物事に集中できないADHD=「注意欠陥・多動性障害」かどうかを、脳の血液の流れを調べることで判別する新たな技術を、自治医科大学と中央大学のグループが開発しました。 グループでは、「光トポグラフィ」と呼ばれる、脳の血液の流れを調べる装置を使って、子どもが特定の行動をがまんしなければならないときに、脳の各部分で血液の量がどう変化するのか詳しく調べました。 その結果、ADHDではない子どもでは、記憶や感情のコントロールなどを司る、右前頭前野と呼ばれる部分で血液の量が増加したのに対し、ADHDと診断された子どもでは増加しない傾向がみられ、8割ほどの精度で見分けがついたということです。 ADHDは現在、子どもの行動を観察することで診断されていますが、判別が難しく、診断が遅くなってしまうケースもあり、グループでは、今回の方法で診断の補助をできるようにしたいとしています。 門田講師は「ADHDの
JR東海によりますと、午前11時半ごろ1号車の先頭のデッキで、乗客が油のようなものをかぶって火をつけたということです。
「ゲゲゲの鬼太郎」や、みずからの戦争体験を基にした漫画などで知られる、93歳の漫画家、水木しげるさんが、出征する前の年に手記を書き残していたことが分かりました。本人も存在を忘れていたというもので、死と直面する戦争への恐怖など、率直な心境がつづられていて、家族は「水木の考えの根幹を知ってもらいたい」として、公開を検討しています。 水木さんは太平洋戦争が始まった次の年の昭和17年に徴兵検査に合格していて、手記は日付からその年の11月前後に書かれたとみられます。 この中で水木さんは、「毎日五萬も十萬も戦死する時代だ。芸術が何んだ哲学が何んだ。今は考へる事すらゆるされない時代だ」とつづり、自分のやりたいことすらできなくなっている時代を嘆いています。 また、哲学や宗教に関心があり、「吾を救ふものは道徳か 哲学か 芸術か 基督教か 仏教か」などと、不安や恐怖を克服するために救いを求めようとしていた当時
東京の葛西臨海水族園で飼育されているクロマグロなどが大量に死んだ問題で、水族園はマグロの飼育を再開できるか判断するため、今月22日に水槽に同じサバ科のスマを入れましたが、28日までの1週間でおよそ4割に当たる12匹が相次いで死んでいることが分かりました。 原因はまだ特定されていませんが、水族園はマグロの飼育を再開できるか判断するため、これまでアカシュモクザメや同じサバ科のスマなど、段階的に種類の近い魚を水槽に入れて観察を続けてきました。 しかし、今月22日に水槽に入れたスマ29匹のうち、およそ4割に当たる12匹が、28日までの1週間で相次いで死んでいることが分かりました。 水族園によりますと、ほとんどすべては背骨などが折れていて、水槽に衝突したことが原因とみられるということですが、水族園では今後、専門家に依頼して死因を詳しく調べるとともに、スマやほかの魚の観察を続けることにしています。 東
映画「下妻物語」の原作者で知られる小説家の嶽本野ばら容疑者が、東京・台東区の路上で麻薬の成分を含んだ危険ドラッグを所持していたとして、麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。調べに対し容疑を否認しているということです。 警視庁の調べによりますと、嶽本容疑者は先月上旬、台東区上野の路上で麻薬の成分を含んだ危険ドラッグを所持していたとして、麻薬取締法違反の疑いが持たれています。 パトロール中の警察官が嶽本容疑者の様子を不審に感じて職務質問したところ植物片が入った袋が1袋見つかり、鑑定した結果、麻薬の成分が含まれていたことから、警視庁が23日、逮捕したということです。 警視庁は危険ドラッグの入手経路などを調べています。 調べに対し獄本容疑者は「ハーブは持っていたが、麻薬の成分が入っているとは知らなかった」と容疑を否認しているということです。 嶽本容疑者は平成16年に映画化された小説「下妻物
STAP細胞の問題で、万能細胞作製の決定的証拠とされた緑色に光り出す細胞について、小保方晴子元研究員が去年11月、STAPと判断するための確認が十分できていなかったという内容の証言を調査委員会にしていたことが分かりました。 緑色に光り出す細胞は、体の細胞が、万能細胞に変わったものだとされ小保方元研究員らが去年1月の記者会見でもSTAP細胞が出来た決定的な証拠だと映像などを発表しました。 これに対して、多くの専門家からは細胞が死んだ時に光る「自家蛍光」という現象でSTAP現象とは関係がないという指摘が出ましたが、小保方元研究員は、4月の記者会見で自家蛍光ではないことを確認していると否定していました。 ところが、NHKが去年11月に小保方元研究委員が調査委員会に証言した内容を入手したところ「自家蛍光なんじゃないかとかそこまで思ってなかった」と話し、委員から「調べれば簡単に分かりますよね」と尋ね
アフリカのおよそ280万年前の地層から発掘された化石が、今の人類が属する「ホモ属」では最古のものとみられるとアメリカなどの研究チームが発表し、人類の進化の過程を探るうえで貴重な研究成果として注目されています。 それによりますと、研究チームはアフリカのエチオピア北部でおととし、およそ280万年前の地層から化石を発見し詳しく分析しました。 化石は成人の下あごの左側の部分で、長さは8cmほどあり、5つの歯がきれいに残っていました。 研究チームによりますと、この歯の形や並び方などに今の人類の祖先に当たる初期の「ホモ属」の特徴が多く見られるということです。 研究チームは、「ホモ属」の化石としてはこれまでに発見されたものよりおよそ40万年ほど古く、最古の化石だとしています。 ただ、あごの大きさや形など、猿人に近い特徴も見られ、研究チームは、「猿人から初期のホモ属に進化する過程に当たる」と指摘しています
雇用情勢の改善傾向が続くなか、企業の40%近くが正社員の不足を感じているという調査結果がまとまり、調査した会社では、特に専門的な知識や技能を必要とする業種で人手不足感が強まっていると指摘しています。 それによりますと、正社員の人手が不足しているかどうかを尋ねたところ、▽「適正だ」という回答が49%だった一方で、▽「不足だ」と答えた企業は37%と、▽「過剰だ」とした企業の12%を大きく上回りました。業種別で、人手が不足しているとした割合が高いのは、▽「情報サービス業」が59%で最も高く、次いで▽「建設業」で54%、▽「医薬品・日用雑貨品小売業」で53%などとなっています。 調査した会社は、IT関連など専門的な知識や技能を必要とする業種で人手不足感が強いとしたうえで、「情報サービスや建設などでは仕事の依頼があっても人手不足で断っているという企業も出てきている。こうした状況が広がれば景気の回復が
今月2日、栃木県さくら市の中学校の授業で男性教諭が、イスラム過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられる日本人の遺体の画像などを生徒に見せていたことが分かりました。 さくら市教育委員会は、「生徒への配慮に欠けた不適切な対応だった」としています。 さくら市教育委員会によりますと、今月2日、さくら市の市立中学校の社会科の授業で、50代の男性教諭が、イスラム過激派組織「イスラム国」に殺害されたとされる後藤健二さんとみられる動画や遺体の静止画を教室のテレビや私物のスマートフォンを使って生徒に見せたということです。 動画や静止画は男性教諭がインターネットから取り込み、2年生と3年生およそ80人に見せ、このうち動画は一部、モザイクなどで加工されていましたが、静止画については遺体の部分が加工されていないものを見せていたということです。 今のところ、画像などを見て体調を崩した生徒はいないということです。
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