「Tablet PCが失敗したのは、最初に出したとき、ユーザーに『どう使えばよいのか分からない』と思わせてしまったことが原因だったと思う」。こう語るのは、マイクロソフト日本法人でUltra-Mobile PC(UMPC)事業を統括している、Windows本部 ビジネスWindows製品部 シニアプロダクトマネージャーの飯島圭一氏だ。2006年4月4日に開催したUMPCの発表会で、日経パソコン誌記者に語った(関連記事)。 「例えばTablet PCの発表当時、ペン入力ができることや、文字認識機能を備えていることを特徴としてアピールしていた。しかし多くのユーザーにとっては『自分はキーボードを使えるから、別にTablet PCを使わなくてもよい』と思わせてしまった。機能をアピールすることに加え、アプリケーションソフトとの組み合わせでどのように活用できるのかを示しておくべきだった」と飯島氏は振り返