●2011年にCPUアーキテクチャを変革するIntelとAMD PC&サーバー向けのx86 CPUにとって、おそらく2011年が次の大きな転換点となる。単なるアーキテクチャの変わり目ではなく、10年に1度のターニングポイントだ。 IntelとAMDの2011年までのCPUロードマップが見えてきたことで、x86 CPUワールド全体の大きな流れが見えてきた。簡単に言えば、2004年から2010年の「マルチコア化時代」が終わりを迎え、2011年からは「マルチコア+ベクタ拡張+システム統合時代」に入る。2011年がCPUアーキテクチャの方向が再び変わるターニングポイントとなる。今年(2009年)から来年(2010年)は、そのための助走時期で、慣性でマルチコア化が続く時期となりそうだ。 昨年末から今年にかけて、IntelとAMDの双方が、CPUコアアーキテクチャの転換を2011年に据えたことを明らか
The first generation of hardware virtualization was nothing to write home about from a performance point of view. In many cases, hardware virtualization was disabled by the OEMS to avoid problems, in other cases hardware virtualization was simply slower than the current forms of software virtualization. It was a step back from the highly optimized VMWare binary translation, but of course a step ba
奇しくも1月27日、IntelとIBMがHigh-k絶縁膜と金属材料を用いたゲート電極(Metal Gate)による半導体製造技術について、それぞれ実用化の目途がたったと発表した。普通に考えて、両社の発表がたまたま同じ日になった、とは思えない。ましてや1月27日は土曜日である。どちらかが、どちらかの発表を察知して、対抗したと考えたくもなる。 今回の場合Intelは、事前説明会を準備し、45ナノメートルプロセスルールのCPU(ファミリーの開発コード名はPenrynという)のダイ写真と概要まで公開したのだから、最初から27日の発表を予定していたと考えてよさそうだ。それに比べてIBMは、今回の発表の詳細については、今後の学会や学会誌で明らかにする、としており、準備不足は明らか。あわてて対抗したと言われてもしょうがない状況だ。 IBMがIntelと同日発表した理由は、おそらくIntelの発表にあっ
●FUSIONへと舵を切った2005年以降のAMDの戦略 AMDはCPU+GPU統合プロセッサ「FUSION」を、モバイルPCから投入して行く。省電力や省実装面積などの利点が大きいからだ。しかし、長期的にはデスクトップPCも含めて、ほとんどのクライアントCPUがFUSIONへと移行すると見られる。また、サーバーCPUも、当面はコプロセッサをHyperTransport経由などで統合するが、将来的にはコプロセッサコアを統合する。AMDは、「CPU+コプロセッサ」へと大きく舵を切った。 AMDがこの決定をしたのは、おそらく2004年頃だ。これは、AMDが汎用CPUコアを数年サイクルで刷新する計画を最終的に取りやめた時期と、ほぼ一致している。「K9」のキャンセルは、おそらく2003年後半から2004年頭で、2005年になるとAMDはオンチップコプロセッサについて明確に語り始めている。汎用CPUコ
米Advanced Micro Devices(AMD) ワールドワイドセールス/マーケティング最高責任者 ヘンリー・リチャード氏 個々のコアが均一な機能を持ったマルチコアプロセッサは、2010年までに不十分なものになる――。米Advanced Micro Devices(AMD) ワールドワイドセールス/マーケティング最高責任者のヘンリー・リチャード(Henri Richard)氏は今後プロセッサ業界で加熱が予想されるコア戦争に疑問を投げかけた。 12月20日に都内で会見を開いたAMDのヘンリー・リチャード氏は、2006年の同社の業績を総括するとともに、米ATI Technologiesとの合併による今後の同社の戦略的重点項目について語った。 2006年のAMDの業績で最も注目されるのは、同社のポートフォリオの変化だ。チャネル販売によるデスクトップ分野で強みのあったAMDだが、2006年
AMDの次世代プロセッサ構想の最後のパーツが揃った。それは、グラフィックス向けベクタプロセッサのエキスパートATI Technologiesを買収するという発表だ。 AMD+ATI結合体は、CPUとグラフィックス“コプロセッサ”を統合した次世代プロセッサを実現するために走り始めたと見られる。 AMDは、すでに、コプロセッサをAMDプラットフォームに統合するイニシアチブ「Torrenza(トレンザ)」を発表している。Torrenzaのゴールでは、AMDは汎用プロセッサコアと、特定用途向けのコプロセッサコアをワンダイ(半導体本体)に統合する。AMDは、汎用プロセッサコアについては、当面はベースアーキテクチャを刷新しないと見られる。汎用プロセッサコアを肥大化させるよりも、アプリケーションに最適化したコプロセッサコアでパフォーマンスを得た方が得策と判断した。Torrenzaは、こうしたAMDのCP
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