市場IoTIntelIoTの波に乗るマイコン事情 第3回 ~ARMのライバル「MIPS」、「PowerPC」、「x86」 (2015/1/22)
米MIPS Technologies社(MIPS)による、ポルトガルChipidea Microelectronica社の買収に関するEE Times記者の分析レポートは、IPライセンス事業について深く掘り下げている点で、興味深い内容だった(『分析:MIPS社とChipidea社、買収による提携関係が終焉 その理由を分析』、英文記事)。ただし、同記事では、IPライセンス業界に関するいくつかの興味深い事実に触れていない。IPライセンス業界の歴史と、同業界における主力企業について理解する上で、知っておくべき事実だ。そのうちの6つを以下に挙げる。 (1)デジタル・ソフトコアIPは、あらゆるファブ(半導体製造メーカー)のプロセス技術に対応できる。つまり、1回の開発努力で、何百ものチップ・デザインに適応可能だ。一方、アナログIPは、ファブやプロセス技術に合わせて、毎回、再設計する必要がある。しか
●LPIA CPUがPC市場を侵食するシナリオ IntelのPC向けCPU事業にとって最大の敵は「ムーアの法則」だ。なぜなら、PC CPUは、ムーアの法則に逆襲されつつあり、もしかすると、ムーアの法則によってビジネスがひっくり返されるかもしれないからだ。具体的には、高性能かつ高価格のPC向けCPU系列の出荷量が減り、低性能だが低価格のローパワーCPU系列(現在のブランドはAtom)がPC市場に浸透して行く可能性がある。これは、IntelだけでなくAMDも含めた、PC向けCPU全体が直面している分岐点だ。 Intelは、新設計のLPIA(Low Power Intel Architecture)CPUである「Atomプロセッサ」を、携帯機器だけでなく、ローコストPCセグメント向けにも投入した。携帯機器向けのコードネームが「Silverthorne(シルバーソーン)」で、ローコストPC向けが「
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く