少子高齢化時代における社会保障の財源として、来年4月から消費税が10%へ引き上げられることが予定されている。政府はほかにも新しい税金の可能性を模索しているようだ。 NEWSポストセブンに2月2日に掲載された記事には、「貯蓄税」と「死亡消費税」という新しい税金の名前があげられていた。貯蓄税とは貯蓄に対する税金で、たとえば個人の預金残高に一定の税率を乗じて課すかたちが考えられる。一方、死亡消費税は、個人が亡くなったときに残った遺産に一定の税率をかける税だという。 これらの貯蓄税や死亡消費税には、どのようなメリットとデメリットがあるのか。財政の健全化などの観点から、今後、導入すべきなのだろうか。佐原三枝子税理士に聞いた。 ●貯蓄税のメリットとデメリットとは? ――貯蓄税とはどんなものでしょうか? 「構想として聞こえてくるのは、『国民一人当たり1000万を超える預金に対して、毎年2%の税金を課税す
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