Windowsのタスクトレイにある時計は標準では「秒」は表示されない。ただWindows 10まではレジストリを書き換えることで「秒」を表示できたが、Windows 11ではこうしたこともできなくなっているそうだ。Microsoftの公式ブログ記事によると、もともとはWindows 95時代にベータ版から製品版に仕様変更されるとき、メモリパフォーマンス改善のために秒表示を止めたという(Microsoft公式ブログ、PC Watch)。 現在のPCでは大容量のメモリを搭載しているが、それでも秒表示を行なわないのもパフォーマンス対策のためだという。マルチユーザーのシステムでは、複数のユーザーがタスクバーの時計の表示の更新が必要なため、100人いれば100回タスクバーの刷新が必要となる。秒表示の廃止は更新のためのCPU資源の浪費を防ぐ意味もあるという。シングルユーザーの場合も、秒表示をさせるとC