【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタン取材中の先月末から行方不明になっているフリージャーナリストの常岡浩介(つねおか・こうすけ)さん(40)について、アフガン国家保安局のアンサーリ報道官は3日、その所在について情報収集を続けていることを明らかにした。一方、反政府武装勢力タリバーン幹部の一人は朝日新聞に「仲間が誘拐した可能性がある」と明かした。 常岡さんはタリバーンの取材のために向かった北部クンドゥズ州で誘拐されたとの見方があるが、現在の手がかりは極めて限られている。アンサーリ報道官は「今のところ誘拐の事実を裏付け、具体的な捜索活動にかかれる材料はない」と話した。 一方でタリバーン幹部は、同州南西のチャルダラ地区で地元のタリバーンが日本人を招待し、そのまま誘拐したという情報があるとした。 また、関係者によると、常岡さんに同行していた現地ガイドの友人が、常岡さんが行方不明になった時の