東京電力福島第一原発の事故収束作業で支払われる割り増し手当(危険手当)を受け取っていないとして、元作業員三十九人が九日、東電や元請けの東芝、下請け四社の計六社に対し、未払い手当計約六千八百六十万円の支払いを求める訴えを福島地裁いわき支部に起こす。 元作業員側の代理人によると、三十九人は二〇一二年十月~一四年六月、福島第一原発のがれき撤去作業や汚染水浄化装置の配管工事、1、2号機原子炉建屋内のロボット調査などに従事。元作業員らは、東電が危険手当分として一三年十二月まで一人当たり一日一万円、一四年一月以降は二万円を元請けに支払ったと算出。しかし、いずれかの段階で中間搾取されたため、大半を受けとっていないという。
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