2018年に話題になった“ワカモノアプリ”といえばTikTokだろう。中国発のアプリで、日本にまでムーブメントを巻き起こしたアプリとして、一躍有名になった。 TikTokとは、短尺動画プラットフォームで、音楽に合わせて制作された15秒程度の動画をひたすら縦スワイプで次々と見ていくことができるアプリだ。代表的なのは、ダンス動画で、2018年はDA PUMP「U.S.A.」や倖田來未「め組のひと」など、よく使用された曲から大ヒット・再ヒットが生まれたことでも話題になった。 2018年、若者の間で、TikTokが流行った理由として私も世間も唱えていた理論はこうである。“ワカモノにとってのTikTokは新時代の「盛りカメラアプリ」”。適度にナチュラルに可愛く顔が加工される「盛り機能」と、最新曲という「撮る言い訳づくり」「撮るきっかけづくり」で構成されている。これまでのワカモノ女子による盛り文化の流