前回、スパムメールは単に迷惑なだけではなく、ウイルス/スパイウェア/フィッシング/ワンクリック詐欺などの様々な脅威の媒介になる存在であることを説明しました。スパムメール対策をするということは、これらの様々な脅威への対策の一環となります。 実際にスパムメール対策を行うことで、ウイルスメールの受信数が約10分の1にまで減少した実例もあります。 そこで今回は、効率よくセキュリティを高めるためのスパムメール対策について説明します。 企業におけるスパムメール対策で一般的なものとして、まずはゲートウェイにおけるコンテンツフィルタがあげられます。米国ではこれに加え、レピュテーションによる対策もかなり普及していますが、日本ではコンテンツフィルタほど普及していません。これは、米国が日本よりもはやい時期からスパムメールの被害を受けていたため対策も進んでいると考えられます。 日本でもすでに浸透しているコンテンツ
米IronPort Systemsの海外営業担当副社長、シュレイ・バティア氏が来日。メールによる脅威の傾向と同社の対抗策について語った。 企業にとっても個人にとっても、電子メールは欠くことのできないアプリケーションの1つになっている。 しかし、「今日の電子メールには根本的な問題がある。SMTPプロトコルの仕組みでは、『Sender』が必ずしも本当の送信者を示すとは限らない。偽の電子メールで受信者を騙すのは非常に簡単だ」と、米IronPort Systemsの海外営業担当副社長、シュレイ・バティア氏は指摘する。 バティア氏は技術的な問題以外に、もう1つ重要な問題が生じているとした。 「かつて、悪質な電子メールを送り付けるのは学生であることが多かった。彼らには頭脳と時間はあったが、リソースはそれほどない。だから、多くのリソースを持つアンチウイルス企業が対抗することができた。しかし、今は違う。ウ
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