「密室」での説明で疑惑を晴らせると考えているのだろうか。これで幕引きしようとするのであれば許されない。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について、細田博之衆院議長が与野党の代表者と面会して質疑に応じた。 議長就任前、自民党内で特に教団との接点が多い清和政策研究会(現安倍派)の会長を務めた。安倍晋三元首相と並び、教団と自民の関係におけるキーマンと目されてきた。しかし、これまで接点が明らかになっても、書面での対応で済ませようとしてきた。 今回、野党の求めにようやく応じた形だが、約1時間の「懇談」のうち報道陣に公開されたのは冒頭だけだった。 出席議員によると、国政選挙で教団票を差配したことはないと否定した。関連団体の会合には教団側から誘われて「個人の立場で出席した」と説明した。 2019年に教団の総裁が出席した国際会議で「会議の内容を安倍氏に報告したい」とあいさつしたことについては、「