新党「日本維新の会」が3日、国会内で初の両院議員総会を開き、民主、自民、みんなの3党から集まった9議員体制で国会活動をスタートさせた。ただ、党代表の橋下徹大阪市長は大阪に陣取り、「国政の大きな判断は(本部の)執行役員会でやる」と宣言。国会議員団側には橋下氏の遠隔操作への戸惑いも広がり、ブログや報道を介して批判が飛び交うなど、早くもあつれきが表面化している。 「法案も同意人事も国会議員しか採決に入れない。当然、国会のことは議員団で決める」。国会議員団の代表に就任した松野頼久元官房副長官は総会後の記者会見で「議員主導」を強調した。 維新の党規約は、橋下氏や幹事長の松井一郎大阪府知事らで構成する「執行役員会」が重要事項を決めると定めている。国会議員団はあくまで下部組織。松野氏が党副代表として執行役員会に加わる方向だが、議決には「代表を含む出席者の過半数」が必要とされ、橋下氏は2日、「自立的にやっ