Jリーグは4日、専門調査チームによってパワハラ行為が認められた湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督に対し、5試合の出場資格停止とけん責の処分を下したことを発表した。またクラブにはけん責と制裁金200万円の処分が下された。 日本サッカー協会とJリーグが匿名の通報があった今年7月以降、弁護士4人で構成する調査チームをつくり、チョウ監督を含む関係者約60人に対して面談やヒアリングを実施。報告書によると「お前は無能だ」「チームの癌だ。他に移るから出て行け」といった暴言が行われていたといい、パワーハラスメントの存在が認められた。 Jリーグは「パワーハラスメント行為を多数繰り返しており、その結果、スタッフが出勤できなくなったり、精神的に辛い思いをするなどの被害が複数生じた」と事実を認定。クラブには「被害の発生・拡大防止や職場環境の改善に努めるべきであった」とした。 今年8月、一部報道によってパワハラ疑惑