VC(ベンチャーキャピタル)を含む日本のVB(ベンチャービジネス)をめぐる環境はまだまだ未整備*1で、日本からGoogleやAmazonやAppleのような高い成長を実現するベンチャー企業が出て来ないことの一因となっている、なんてことは実によく言われることで耳にタコなわけだが、先般ふとしたきっかけで某ベンチャー企業の資金調達のアドバイザリーの仕事を引き受けさせていただいたので、実際にいろいろVCやらなにやら回ってみたところ、まったく虚しい回答ばかりで資金がさっぱり集まらないという実にお寒い状況に直面し、こんなことでは日本からGoogleやAmazonやAppleのような高い成長を実現するベンチャー企業が出て来ないよと強く思ったので、少し不満など整理しておく。 ファンドの満期 大概のVCは、ファンドを運用している。つまり年金やら生保やらといったところからカネを集め、ファンドを通じてVBに投資
政府のIT戦略が具体化に向け動き始めた。IT戦略本部(高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部)は2010年6月22日、IT戦略の工程表を公表した。6月29日には内閣官房国家戦略室が、「国民ID制度に必要なシステム開発コストは最大6100億円」との試算結果を発表した。具体的なスケジュ ールやコストが見えてきたことで、7月11日の参議院選挙明けにも、各省庁は予算措置や法改正に向けた作業に入る。 工程表は、5月に発表したIT戦略を具体的な作業内容に落とし込み、図表上にスケジュールとともに示したものだ。「国民ID関連法案を2012年度末に提出する」「内閣官房と総務省が2011年度に政府CIO体制を整備」「総務省が2011年度に政府・自治体のクラウド調達基準を策定する」といったことが、ひと目で分かるようになった。 このIT戦略のなかでも核になりそうなのが、民主党がこれまでマニフェストでも明記してき
コンサルファームであるCDI(株式会社コーポレートディレクション)の代表者である石井光太郎氏のお話を聞いてきました。非常に面白く、かつためになったのでポイントを書き残しておきます。 日本におけるコンサルタントの歴史 まず、コンサルタントという業種の周辺知識の為に簡単な日本でのコンサルタント業の歴史をお話していただきました。ここの部分のポイントをまとめると以下の4点でしょうか。 当初の顧客は外資企業であった。 最初は外資系が1960年代に日本に入ってきたが、ここでの顧客は日本企業ではなく、日本に支店をだしてきた外資企業だったようです。日本企業にとってはコンサルタントという業種がなにをしているのかよくわからず、そこにお金をかけることは考えられなかったようです。確かに今でも名詞だけで〜〜コンサルタントと名乗れることを考えると、当時のコンサルタントというイメージは胡散臭いことこの上なかったでしょう
1.報告書の構成 報告書とは、上司や関係者に必要な情報を提供するための文書のことです。3層構造(標題→内容要旨→詳細内容)で、情報の整理や要約をしていきます。 例えば、日時、場所、目的、内容等について、情報を簡潔に記入します。 また、所感は記入する場合と、しない場合があります。その場の細かなニュアンスを伝えたほうが有効な場合には、所感も書くようにします。 【報告書(例)】 〔pdf〕打ち合わせ報告書 〔pdf〕営業報告書 1-1.報告書の全体構成 注意すべき点は、以下の三角形の図のように、「標題」は「内容要旨」(打ち合わせ内容)の要約、 「内容要旨」は「詳細内容」(ヒアリング事項等)の要約という3層構造を理解することです。 実際、報告書を上から(標題から)順に書こうとするから難しいのであって、 報告書の説明文(詳細内容から)順に書いていけば、割と楽に書けます。 【報告書の構造(下位にいくほ
2010年07月03日 23:40 カテゴリ事業家養成講座 お金をかけずにプロジェクトを成功に導くための3つの小ワザ Posted by fukuidayo No Comments No Trackbacks Tweet 書籍に載せるほどではないけれど、自分で何かしかけるときに知っておいたほうがいい3つのTIPSをご紹介。 1)出会った人とは、2回目のアクションを大切にする。 セミナーやイベント、知人からの紹介を通じ名刺交換をすることは多いと思います。僕は名刺交換をさせて頂いた方とは可能な限り次のアクションを約束します。例えば、飲みに行くとか、一緒に山に登るとか、小さな取引の相談をする、とか‥。もちろん、いつもいつも一緒に何かするアクションを用意出来ているわけではないので、誘われるのは大歓迎です。 出会いではなく、2回目のアクションを大切にするのは、出会いに関する僕なりのこだわり(関連:人
{Description}アメリカで注目ビジネスのグルーポン(GrouPon)。創業2年で なんと売上300億超!利益40億! ツイッターを超えた注目のビジネスモデルです。 日本でも最近OPEN一ヶ月で資金調達2.5億を実現されたPIKU 様や、カウポン様がサイトをOPENされています。 今もっとも注目されているクーポンビジネスです。 本家グルーポンでは1クーポンを1日限定で販売しています。 それにより、クーポンの稀少価値があがり、クチコミが生まれ ます。 共同購入の仕組みとしては、割引のための規定の人数が決めら ており、規定の人数に達しなければクーポンの購入自体がなか ったことになります。 その場合決済がされませんので、掲載店舗様はグルーポンへの 報酬を払う必要はありません。 基本的にグルーポンは、掲載店舗に対して初期費用なし、 月額費用なしの売れたチケットの枚数×成果報酬額の 完
DDN は 音楽 ・ 映像 に関する デジタル アート を中心に情報ミックスを配信中
政治資金問題や米軍普天間基地の移設問題などで失政が続き、鳩山由紀夫前首相が辞任する事態を招いた民主党政権。その国家運営に批判が集まっているが、より多くの問題を抱えているのは、実は国よりも民間企業の方である。 故田中角栄元首相はかつて高度成長期の延命を狙って、「日本列島改造論」を打ち出した。現在の日本が必要としているのは、日本列島の改造、すなわち国の主導による改革ではなく、日本企業の改造だ。 なぜなら、多くの企業が低い利益率に甘んじ、収益性を高める努力を怠っているからである。今ここにメスを入れて企業を改造しなければ、税収も増えず、国も企業と一緒に沈没しかねない。 企業の戦略の目標は、利益を最大化することにある。そのために主力事業として何を選ぶのか。すなわち、企業にとっての「立地」を選定することが戦略の要となる。 この立地選定の重要性はかつてないほど高まっている。戦後半世紀が経過し、多くの会社
2010年03月13日 22:01 カテゴリ事業家養成講座 素人の僕が、データ分析に自信を持つようになったある発見 Posted by fukuidayo Tweet 僕は1999年に就職活動をしました。会社は全部で8社ぐらい?受けたのかな。 受かった会社の選考よりも、落ちた会社の選考のほうが覚えているもので、あるシンクタンクを受けたときに提出したレポートの出来の悪さと、あるコンサルティング会社を受けたときに出たケーススタディーの答案を前に、頭が真っ白になったときのことは、今でもたまに思い出します。 どうやって分析し、自分の見解を示せば良いのか、まるでわからなかったのです。 それから数年がたち、僕はケーススタディーを受ける側ではなく、つくる側になりました。 データの見方を教え、伝える側になったのです。 そうなれたのは、データを分析する。ということに関して、助言を与え続けてくれた先輩・上司が
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 皆さんは「コーヒー派」と「紅茶派」、どちらですか? レストランや飛行機で食事をした後には「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」と聞かれるくらいですから、多くの人の頭の中では、この両者は同列に位置するような存在と言えるでしょう。 けれども、身の回りをよく見てみてください。 ドトールやスターバックス、プロント、タリーズなど全国的にチェーン展開をしているコーヒーショップは数多く存在するのに対して、それと対抗するほど多くの店舗数を誇るティールームやティーサロンというのは皆無です(先に挙げたコーヒーショップでは、紅茶のメニューも販売はしていますが、前面的に打ち出しているわけではありません)。 また、外食としての喫茶業態ではなく、缶やペットボトルに入
私が今書いてる修士論文を書き始めたときに、指導教官がした話が面白かったので書いてみる。 ビジネススクールは、卒業時に論文を書くのは前提ではないので、自分で指導教官を選んで、概要を書いて持っていき、指導教官となることをお願いする。 私は、修士論文の内容を元に本を書きたい、と常々思っていたので、その本の構想を章立てにして、細かく概要を書いて持っていった。 分かっていた反応ではあったが、先生の反応は「これは多すぎる」というものだった。 「これが博士論文であれば、私はこれほど素晴らしい概要は無い、と言うだろう。 でも短期間で書き上げる修士論文としては、あまりに壮大すぎる。」 (そして、この内容なら素晴らしい博士論文が書けるから、と博士課程に進むことを強く勧められた) 私は、「多すぎるのは分かっている。実はこういう内容の本を近い将来書きたいと考えているのだ。 そう考えたとき、私は修士論文では何をすべ
この前、どうやってケースを速読するか、を書いたので、今度はどうやってアウトプット(発言)するか。 私は、職業柄なのか、性格なのか、英語も出来ないくせに、MBAの授業中は頻繁に発言する。 まあ、英語がうまく出て来ず、その結果イイタイコトが伝わらず、たいした発言にならないことも未だに多々あるが、 うまく論旨が通って、先生に素晴らしいと評価され、クラスメートにすごいね、と言われた経験も多々ある。 MBA初期の頃は、価値のある発言:ダメ発言(通じない含む)=2:8くらいだったが、最近は6:4くらいに進歩してきた、と思う。 せめて、8:2くらいになって卒業したいね(笑)。 さて、「発言が出来ない」と悩み、解決できていない人の理由は主に次のようなものじゃないかと思う。 a) リスニング。先生・クラスが言ってる内容が全部聞き取れないので、正しい発言内容が出てこない b) 発言のタイミングがつかめない。考
産業/【インタビュー】ブックオフコーポレーション社長 佐藤弘志さん(39) - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE このインタビューで佐藤社長は(しかし若いですね!)、二つの方針を明らかにしている。 当社としては現在、2つを提案している。一つが、本の著者に創作活動が活発になるような何らかの利益還元を行いたいことだ。現在の法律では著者への著作権料は新刊本だけで、中古本には及ばないため、“ブックオフが栄えても著者がやせ細っていく”との批判にさらされてきた。どうやって還元するのか、その道に詳しい大株主にアイデアをいただきたいと考えている もう一つは、ブックオフから新刊本を扱う書店に顧客を誘導したい。例えば、中古本コーナーに関連の新刊本を告知したり、新刊本のランキングを掲載したりなどだ。ブックオフにくる方は本に興味がある人だから、ブックオ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く