今年春先にかけて何度となく報じられ、最終的にWHO(世界保健機構)からパンデミック宣言も出された「まま」の新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」。幸いにも日本では感染傾向がおとなしくなる夏季に入り、現在は報じられる機会も滅多になく、逆に報道側では行政機関の対応を「大げさ」「人気取り」と叩く材料に使う始末。その一方で「夏季を過ぎたころからまた問題視されるような状態になるのでは」という考えも根強い。そこで色々と「通常のインフルエンザの推移」も兼ねてチェックを入れていたところ、東京都のデータに特異な傾向がみられることが確認できた。