ニホンウナギが国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に分類されたことについて、「浦和のうなぎ」で知られるさいたま市内では、「残念」「一丸となって守る」との声が聞かれた。 娘の咲和ちゃん(2)とJR浦和駅前の「浦和うなこちゃん」像に手を振っていた浦和区の主婦館田玲子さんは「父がうなぎが好きで、ちょっとぜいたくな外食といえばうなぎ。急に状況が変わるとは思わないが、外に食べに行きづらくなるかも」と心配の声。 夫婦で買い物途中だった浦和区の男性(63)は「仕事を引退したばかりなので、(値段が)高くなければ食べたい」。妻(58)は「さらに高くなるなら、指をくわえて見ているだけになってしまう。今回のニュースは残念」と話していた。 市内のうなぎ店でつくる「浦和のうなぎを育てる会」の理事で、県庁通りに店を構える「中村家」代表の大森好晴さん(72)は「日本の伝統的な食文化を守るため、国などが