JR博多駅からJR新八代駅までレールがつながった九州新幹線(手前は熊本駅)(22日午前11時7分、熊本市で、本社ヘリから)=浦上太介撮影 来年3月に全線開通する九州新幹線鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)で、未開通の博多―新八代間(129キロ)のレールがつながり、22日、熊本市のJR熊本駅で締結式が行われた。これにより同ルート257キロが結ばれ、東京から鹿児島まで約1300キロもレールでつながった。 同ルートは1991年8月に着工、2004年3月に新八代―鹿児島中央間が部分開業した。全線開通すれば、博多―鹿児島中央間の所要時間は最速で52分短縮され、約1時間20分となる。新大阪―鹿児島中央間は「さくら」が約4時間で直通運転する。 式典には、沿線自治体の首長ら約160人が出席。蒲島郁夫・熊本県知事はあいさつで「開通で九州全体がパワーアップし、経済力が向上するのは間違いない」と期待を寄せた。今後