幼児を放置して死なせてしまった悲しいニュースが有った。胸が締め付けられる様な傷ましさと共に一生救いようの無い十字架を背負って行くであろう若い母親も可哀想との想いが心の隅にある。甘いかも知れないが独りで子育てする大変さ、そこから逃げたい気持ちは判らないでも無い。 50数年前に初めての子どもに恵まれた。 徐々に復興して生活は向上して来てはいたが、まだ給料遅配、ボーナス0の時代だ。 ベビー服も肌着もおむつも全部手縫いして、ベビーベッドは夫が手作りしてくれた。 「頭が挟まると危ないからもっと桟の間隔を細かくして」とクレーム付けた覚えがある。 夫は苦笑いしながら 「変なとこで神経質だな」 それでも注文通り立派?なのを作ってくれた。 その後、赤ちゃん用のテーブル付きの椅子も板を買って来て作ってくれて、私がペンキを塗って絵を描いたりした。 会社から帰って来た夫とよく川縁を我が子を替わりばんこに抱いて散歩