古典ブルーブラックに関するpgaryのブックマーク (11)

  • 万年筆用古典ブルーブラックインクのアスコルビン酸洗浄法に関するQ&A - 趣味と物欲

    1. 古典ブルーブラックでできる沈殿物や黒い滓は酸化鉄なの? いいえ、「タンニン酸あるいは没子酸と鉄(III)イオンのキレート化合物」です。長いので、短く表記するなら「没子酸鉄」とするのがよいでしょう。こちら(古典ブルーブラックインクの黒の色は鉄の錆の色? - 趣味と物欲)の実験結果もご参考にされてください。wikipedia:酸化鉄とは別のものです。 2. アスコルビン酸は超音波洗浄器を使わないと効果が無いの? いいえ、アスコルビン酸洗浄法を最初に公開した記事(古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。 - 趣味と物欲)では超音波洗浄器では落ちない汚れもアスコルビン酸を加えれば落ちるということを見ていただくために、超音波洗浄器を併用していますが、その後多くの方の検証で、アスコルビン酸だけで充分効果があることが分かっています。 万年筆評価の部屋:月曜日の調整報告

    万年筆用古典ブルーブラックインクのアスコルビン酸洗浄法に関するQ&A - 趣味と物欲
  • 酸性紙は古典ブルーブラックインクの変色を遅らせるが、暗号に使える程ではないようです。 - 趣味と物欲

    事の発端は、セーラーショップのスタッフブログの記事 そこで注目されたのが、古代より戦の時などの“暗号”に使われてきたインクでした。 固まりにくく戦場で用いられることが多かったそのインク、書いた時は無色透明、時間経過とともに酸化して黒く現れ、消えにくくなるというまさに秘密のインク!(゜O゜) 色素が入っていない古典ブルーブラックの原液で文字を書けば、無色透明なので機密文書を運んでいる間は読めず、届く頃に文字が浮かびあがるという内容です。以前から古典ブルーブラックの原液で文字を書いてみて、筆記線の黒化がかなり速いことを知っていましたので、この記事を読んだ時当に暗号として成り立つのか疑問に思いました。原液の色の変化については、こちらで動画を見ることができます (手作り没子酸鉄インク(古典ブルーブラック)原液の色の変化を見る - 趣味と物欲)。 その時のTwitterでのやり取りで、SAYさん

    酸性紙は古典ブルーブラックインクの変色を遅らせるが、暗号に使える程ではないようです。 - 趣味と物欲
  • ペリカンのブルーブラックは新パッケージでも古典のままでした。 - 趣味と物欲

    趣味の文具箱 vol.28で、ペリカンのブルーブラックインクが米国では販売できないという話やモンブランのミッドナイトブルーが古典じゃなくなった話が記事になった影響か、ペリカンのブルーブラックも染料になったと勘違いされたネットの記事を見かけることがありました。 同じくパッケージが変わったプラチナのブルーブラックは古典のままでしたから、ペリカンも古典のままじゃないかと思っていたのですが、LAMYのブルーブラックが、しれっと古典じゃなくなっていたこともありますから、自分で確かめるまではコメントは差し控えていました。 ちなみに、古典ブルーブラックという便利な言葉についてはこちらにまとめています。 やっと福岡でも天神の丸善で新しいパッケージのものが出ていましたので、購入しました。 モンブランのミッドナイトブルーの場合、箱の「耐色性に優れています」の文の有無が、古典か染料かの見分けるポイントでしたが、

    ペリカンのブルーブラックは新パッケージでも古典のままでした。 - 趣味と物欲
  • 表記はぶれているけど、軸はぶれていない、プラチナのブルーブラックインク - 趣味と物欲

    プラチナは古典ブルーブラックに誇りを持っていますし、2chのプラチナスレとインクスレでプラチナに電話で確認された方がいらっしゃったので、中身は変わらず古典ブルーブラックのままだと思いますが、一通りチェックしてみます。ちなみに古典ブルーブラックとは、「タンニン酸あるいは没子酸および鉄イオンを含む万年筆用インク」と定義しています。 プラチナの型番では、400円の旧ボトルはINK-400、1200円の新ボトルはINK-1200になります。下の画像は左がINK-400、右がINK-1200で書いたものです。INK-400の方がINK-1200より若干くすんだ色に見えますが、INK-400の方は、私が以前から使っているものなので、少し酸化が進んで、色味が変わったのだと思います。 上図の枠内は水に漬けたものです。青の色素が少し溶け出して、色が変わっていますが、可読性はあります。筆記後1時間程しか置い

    表記はぶれているけど、軸はぶれていない、プラチナのブルーブラックインク - 趣味と物欲
  • LAMYのボトルのブルーブラックが古典じゃなくなっていた件 - 趣味と物欲

    2chの万年筆インク 51瓶目を読んでいたら、FPNにLAMYのボトルインクも古典じゃなくなったと書いてある (Wait, So My Lamy Bb Isn't Iron Gall?) というので調べてみました。 Googleで検索してみても、日語ではなかなか情報に当たらないので、Twitterでつぶやいてみたら、ちょうどLAMYのボトルブルーブラックを購入したばかりという方から返信をいただいて、耐水性の無い染料のインクになっているとのことです。 こんな話をしているうちに、そういえば以前何かつぶやきがあったようなと脳裏をかすめたので、探してみたら、 @Mini_tn_maru うーん、以前名古屋のハンズの万年筆売り場のお姉さんに、LAMYに問い合わせて貰った時の回答では... on Twitpic うーん、以前名古屋のハンズの万年筆売り場のお姉さんに、LAMYに問い合わせて貰った時の回

  • 古典ブルーブラックインクによるインク焼けに関する現時点での一考察 - 趣味と物欲

    古典ブルーブラックインクによる紙の腐はインク焼けと呼ばれ、資料の保存や修復の現場で問題になっています。私が自作している万年筆用のインクは古典ブルーブラックインク(没子酸インク, iron-gall ink)の一種ですから、作り始めた当初からインク焼けの問題についても、ずっと考え続けています。 これまでにもブログで、硫酸は不揮発性の酸ですから、薄い硫酸でも放置しておくと、水分が飛び濃縮されて濃硫酸になり、紙を腐すると考え、使用する酸を硫酸より紙への影響が少ない塩酸にすることを表明しています。 pgary.hatenablog.com また、市販の古典ブルーブラックインクに含まれる酸が塩酸か硫酸かを調べてみた結果を公開しています。 pgary.hatenablog.com その結果は、主力製品に鉄ペンがあるか無いか、ペン屋さんかインク屋さんかで、塩酸性か硫酸性か違いが出た様に思います。

    古典ブルーブラックインクによるインク焼けに関する現時点での一考察 - 趣味と物欲
  • 鉄ペンと古典ブルーブラックの話は、少なくともパイロットに関しては戦前に解決しているではないですか。 - 趣味と物欲

    「タンニン酸あるいは没子酸および鉄(III)イオンを含む万年筆用インク」である古典ブルーブラックインクは、安定化のために硫酸や塩酸を添加して、液性を酸性に調整してあります。そのために、「古典ブルーブラックは鉄ペンを腐させるので使ってはいけない」というのは定説とされています。 以前からこの定説には疑問を持っていました。プラチナのプレピーのブルーブラックには古典ブルーブラックのカートリッジが付属しています。市販の古典ブルーブラックインクや自作した古典ブルーブラックインクをサファリやTWSBIなどの鉄ペンで使っても、ちっとも錆びてくれません。不具合を起こそうと古典ブルーブラックを入れっぱなしで放置しても、なかなか問題が起きてくれないのです。 そんなおり、萬年筆研究会【WAGNER】九州地区大会 in 博多で、師匠から「万年筆屋物語」というを見せてもらい、その中にパイロットの白ペンの耐酸性に

    鉄ペンと古典ブルーブラックの話は、少なくともパイロットに関しては戦前に解決しているではないですか。 - 趣味と物欲
  • 趣味と物欲

    この記事はトップに表示されるように設定しているので、最新の記事は下にスクロールした2番目の記事になります。 ランキング参加中万年筆 鉄を含む万年筆用インクである古典ブルーブラックインク(古典インク, 没子インク, タンニン鉄インク, iron gall ink)について、文献にあたり、様々な実験をして記事を書いているのですが、たくさんあって自分でも何を書いたか分からなくなることがあるので、ブログのトップにまとめを表示します。秘伝のタレのように継ぎ足しながら書いているため長いです。 これまでの経緯は下記の一連の投稿 (古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか - 趣味と物欲) からどうぞ、頑張って書きました^^)ノ pgary.hatenablog.com どのインクが、古典インク (iron gall ink, 没子インク,

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  • 万年筆用の古典ブルーブラックインクについて、文献を調査し、自分の手で実験してきた記録から、主なものまとめ - 趣味と物欲

    「万年筆用の古典ブルーブラックインク(古典インク)について、文献を調査し、自ら実験してきた記録の主要な記事まとめ」の記事は下記URLに移行しました。 ブックマークの変更をお願い致します。 https://pgary.hatenablog.com/entry/irongallink pgary.hatenablog.com

    万年筆用の古典ブルーブラックインクについて、文献を調査し、自分の手で実験してきた記録から、主なものまとめ - 趣味と物欲
    pgary
    pgary 2013/04/13
    これまでの万年筆用古典ブルーブラックインク研究のまとめ。古典ブルーブラックについてはその仕組みや安全性等について、昔から定説とされてきたものでも誤りが多々あります。このまとめがお役に立てば幸いです。
  • 古典的万年筆インクの中でも特に古典色の強いインク4種を二価鉄指示薬紙で評価してみる。 - 趣味と物欲

    万年筆用のインクは万年筆メーカーからだけではなく、家内制手工業的な小さなメーカーからも多数販売されています。万年筆の懐の深さ (インクに対する適応力の高さ) と、万年筆ユーザーのインクへのこだわりの深さによるところだと思います。今回はそんなメジャーではないインクの中から、特に古典的な製法で作られているであろう4種のインクについて、趣味の文具箱 vol.16の古典ブルーブラックの研究手法を用いて分析してみたいと思います。すなわち二価鉄指示薬紙を用いた古典ブルーブラック度の判定です。伝統的な製法で作られた古典ブルーブラックには、鉄(II)イオンが含まれていますから、そのイオンと反応して赤橙色を示す指示薬でチェックをします。その他のメジャーな万年筆インクの結果については、ぜひ趣味の文具箱 vol. 16のすてラボ!の結果をご覧ください。ボトルインクとカートリッジインクで成分の違うインクがある等、

    古典的万年筆インクの中でも特に古典色の強いインク4種を二価鉄指示薬紙で評価してみる。 - 趣味と物欲
  • 古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。 - 趣味と物欲

    自作した古典ブルーブラックインクのモニターをしていただいているチェリーさんが、「Penペン草子 万年筆初心者の断想」のコメント欄で書かれていたのが下記に引用した文章です。 ブルーブラックインクについてですが、私は普段、昨年の岡山大会でがりぃさんより分けて頂いた古典的ブルーブラックインクを使っています。このインクをシェーファーのプレリュードに入れて使った後、ペンを洗浄したところニブの裏側とペン芯にべったりとインクの滓のようなものがこびりついていました。 ニブの裏側はペン芯のフィンの跡がくっきりと残っており、黒のペン芯はインクのこびりつきのせいで所々色が変わって見えます。ロットリングの洗浄液を試したことがないので、どの程度までインクが落ちるかわかりませんが、少なくとも、お湯と超音波洗浄の組み合わせではこびりついたインクは落ちなかったので、ブルーブラックインクを入れるペンはよくよく考えて覚悟を決

    古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。 - 趣味と物欲
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