DNAの塩基の変異 ・点変異 突然変異にはいくつかの種類がある。その中でも塩基対が一個変化した変異を点変異という。 AとGはプリン塩基でTとCはピリミジン塩基である。 点変異には「プリン塩基→プリン塩基 or ピリミジン塩基→ピリミジン塩基」の変化と「プリン塩基→ピリミジン塩基 or ピリミジン塩基→プリン塩基」の2種類の変化がある。前者をトランジションといい、後者をトランスバージョンという。 なぜこのように区別するかというと、プリン塩基とピリミジン塩基では構造が異なるからである。「プリン塩基からプリン塩基に変わる場合」と「プリン塩基からピリミジン塩基に変化する場合」では後者の方が変異による影響が大きい。 ・欠損や挿入 DNAには塩基が挿入する場合やDNAから塩基が欠損する場合がある。 遺伝子レベルの変異 DNAの配列が変わるということはコードされたアミノ酸配列が変わるかもしれないというこ