商いが低調になる二月と八月の生活実感から生まれた俗語「二八(ニッパチ)」。しかし最近は、普段に二八状況です。こんなとき、私たちはどういう心根で毎日を過ごしたらいいのでしょうか?“カツマー”VS『しがみつかない生き方』を筆頭に、のんびりとモーレツ、コントラストの効いた本をご紹介します。 講師:澁川 雅俊(アカデミーヒルズフェロー/前慶應義塾大学環境情報学部教授) 澁川雅俊: 少々まわりくどい話ですが、こういうわけで今回のブックトークのテーマ「のんびりいこうよ!」が決まりました。 (開催が)2月ということで、「二八(にっぱち)」なる俗語がふと頭に浮かびました。このことばは、最近余り聞くことがなくなりましたが、端的に言うと、「2月と8月は、不景気な時期、時節」を指します。世間はいま、本来の意味にかかわりなく年中不況感と閉塞感で満ちあふれています。 そんなことを考えていたとき、ふと浮かんだのが、♪
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