はじめに Read/Writeともに高速で,様々なデータの持ち方が可能なことでキャッシュDBとして人気のあるRedisですが,何も考えずに実運用システムで使用しているとデータが肥大化してしまい非常に扱いにくくなることがあります. 今回は,データの肥大化とともに顕在化する問題と,データの肥大化に対する戦略についてまとめたいと思います. データの肥大化時に顕在化する問題 何のキーが入っているか分からなくなる Redisはオンメモリ型のKVSであるため,データがある程度増えてくるとサーバのメモリ容量を圧迫し始めます. このような状態で,プロダクション環境に対して keys * などをやってしまうと,一時的にメモリ使用量が跳ね上がり,メモリ使用量を抑えるためにRedisがキーを削除したり,OOM KILLERにRedis Serverごと殺されてしまう可能性があるため,そういったコマンドはうてなく