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久々に知財ファイナンス関連のニュースが出ています。大分の豊和銀行が知的財産担保融資ファンドを創設したとのことですが、プレスリリースには具体的な融資条件が一部公表されているので、実際どういった融資になることが想定されるのか、担保の対象になり得る知的財産権はどのようなイメージのものなのかをシミュレーションしてみましょう。 基本的な融資スキームですが、まず知的財産(=知的財産権で保護された知的財産)の価値を定量的に評価し、評価額の30~50%を融資するとのことです。この他に対象企業の返済能力等も審査するようですが、私が15年ほど前に立上げを担当した日本開発銀行(当時)の対象企業の返済能力先にありきのスキーム(資金需要や返済能力から融資額を決定した上で担保が足りるかどうかを検討する)に比べると、より‘担保融資’の色彩が強いもののようです。 評価額の30~50%とのことなので、知的財産の評価額が10
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