インド東部オリッサ州で昨年8月に発生し、以降数カ月にわたって激化したヒンドゥー教過激派による地元キリスト教徒に対する迫害で、昨年9月13日に同州サラグダ村で複数の家屋に放火するなどの違法行為を組織的に行ったとして5人に有罪判決が下され、禁固6年が確定した。 同事件を扱った早期結審裁判所で有罪を言い渡されたのは、ビスラ・カンハー、ダーバシャ・カンハー、ラビ・カンハー、グプテサー・カンハー、ナレシュ・カンハーの各被告5人。5人に対しては禁固刑のほかにも罰金が言い渡された。地元のトラスト・オブ・インディア紙によると、ほかに2人も起訴されていたが証拠不十分で無罪となった。6月末には同州ゴクハパダ在住のチャクラ・マリック被告の有罪が確定したが、これまでに少なくとも15人が証拠不十分で無罪になっているという。 昨年の暴動では8月だけで827件の事件があったとされており、1万人以上が被害に遭った。この内