サラリーマンが加入する厚生年金と、自営業者などが加入する国民年金の昨年度(平成27年度)の決算は、積立金の運用で5兆円を超える赤字になったことから、厚生年金は5年ぶり、国民年金は7年ぶりに赤字となりました。 また、国民年金の昨年度の決算は、時価ベースで、歳入が3兆6180億円、歳出は4兆1189億円で、歳入が歳出を5009億円下回り、7年ぶりに赤字となりました。 赤字の理由は、公的年金の積立金を運用しているGPIF=年金積立金管理運用独立行政法人の運用実績が、厚生年金で5兆81億円、国民年金で3416億円の赤字になったことによるものです。 一方、積立金の残高は、時価ベースで、厚生年金が前の年度より2兆7345億円減って133兆9310億円、国民年金が4898億円減って8兆7768億円となっています。 厚生労働省は「GPIFでの短期的な評価額の減少によるもので、年金財政上の問題はなく、給付額
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