陸上・十種競技の元日本チャンピオンであり、「動物の倒し方」でおなじみの武井壮さん。極貧の少年時代を経て、超人たちがしのぎを削るアスリートの世界で栄冠に輝くも、その後は長い下積み時代を経験。39歳のときに“百獣の王”で大ブレイクを果たしました。 波瀾万丈の人生を過ごしてきた武井さんですが、その生き方に多大な影響を与えたのがドラゴンボールです。過酷な修業を乗り越え、強大な敵に立ち向かうドラゴンボールのキャラクターたちに、自らの姿を重ねてきたといいます。 「僕はサイヤ人じゃなくて普通の人間。でも、悟空みたいに強くなることを諦めないマインドを持ち続けていたい」。“百獣の王”のイメージとは異なる、リアルな一面も覗かせる武井さん。悟空から学んだという「人生の逆境の倒し方」を伺いました。 ――ドラゴンボールは、武井さんが小学校5年生の頃に連載が開始されています。当時から連載は読んでいましたか。 武井壮さ