痩せ姫の光と影 最も美しいものは、人がそれを見て、喜びのほかに悲哀や不安を覚えずにいられないものだろう。 (ヘルマン・ヘッセ) 昨日、聴きに行ったコンサート。 ウィーン・フィルの首席奏者2名を含む5人の木管楽器奏者が、 岩手の子供たちに約1時間半にわたって、演奏を披露した。 プログラムをひと通り消化したところで、 司会進行も務めるファゴット奏者が「お友達を呼んでくる」と言って消え、 熊の着ぐるみで再登場。 ちなみに、ファゴットとは、プログラムの紹介文いわく、 「木の束、の意味。 中低音を担当し、アンサンブルには欠かせない素朴で愉快な音色」 という楽器で、熊が演奏するにはうってつけというか。 一流のクラシック奏者のナマ音に触れるだけでも感動的なのに、 味のある演出でも愉しませてもらった。
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