監修:ケーキデザイナー・芸術教育士 太田さちか、東京理科大学 教授 山本貴博 ※監修者の肩書きは掲載当時のものです。 企画制作: 日本ガイシ株式会社 ぎゅっと握って、パッと開いて♪ くず粉を使わず片栗粉で水まんじゅうをつくったら、ぜひ「ダイラタンシー現象」を体験してみて! 濃厚な水溶き片栗粉をぎゅっと握ると、お団子のように固まり、力を抜くと、再びトロトロの液状に戻ります。力の加減によって液体が固体のように変化するこの不思議な動きをダイラタンシー現象といいます。ゆっくり力を加えると、片栗粉の粒子と粒子の間にある水が潤滑剤の役割をするため、液体のように流動性があり、トロリとなります。一方、強く素早く力を加えると粒子間の水が追い出されて摩擦が大きくなるため、粒子が動きにくくなって固まるのです。 今回のダイラタンシー現象を体感できる場所があります。石川県にある砂浜・千里浜は、車の荷重で同現象が起き