「『貴社をファーストキャリアとして考えています』と言われ、何とも言えない気持ちになった」 ある人事部の課長の言葉だ。昨今、「転職前提」でエントリーしてくる若手が急増しているという。 今夏、入社した女性(27歳)もその一人だった。配属先が開催した歓迎会で、 「夢は3年後に起業することです。それまでは一所懸命に頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!」 と自己紹介した。その場にいた9人の上司、先輩たちは面食らい、トップの部長は途中で退席してしまったほど怒り心頭に発した。 「たとえそう思っていたとしても、口にすることじゃない」 と、人事部のスタッフは口をそろえる。冒頭の課長は複雑な思いだ。 「それ以前に、入社させるべきではなかったのではないか」 「しかし、人材難の時代に、選り好みなんてしていられないし」 「転職前提」の人は採用を見送る? このような「転職前提」「起業前提」の求職者には、ど
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