江崎鉄磨・沖縄北方担当相は8日の衆院予算委員会で、新年度の沖縄振興一括交付金が概算要求から65億円減額されたと言うべきところを「650万円」と言い間違えた。概算要求から何が削られたか問われると「答弁は差し控えたい」と発言。野党は「予算審議にならない」と反発した。 立憲民主党の本多平直氏の質問に対し、江崎氏は減額幅について「650万の減額になっております」と答弁した。本多氏が「万円?」と聞き直すと「ああ失礼、失礼。億円、億円」と訂正した。本多氏は「そんな感じで予算をやっているの」とあきれた。 江崎氏は7日の衆院予算委でも「北方領土の日」を「沖縄北方の日」と言い間違えたほか、沖縄の基地問題の質疑時に退出しかけて制止された。希望の党の大西健介氏が8日の同委で改めて誤用を指摘すると江崎氏は「一つひとつ揚げ足を取るのは予算委員会の役目じゃない」と反論した。(山岸一生)