新しい信頼の象徴とも言えるブロックチェーンの技術は、金融以外でもさまざまに使われるようになってきている。ブロックチェーンがあれば、人への信頼は不要なのだろうか? レイチェル・ボッツマンの新刊『TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか』をもとに、インフォバーン代表取締役ファウンダーCVOの小林弘人氏に聞く。その後編。「信頼システム」の最新の状況とは。 信頼を考えるとき、ブロックチェーンはなぜそれほど重要なのだろう? まずなにより、人類の歴史ではじめて、誰が何を所有するかについて一般に開かれた恒久的な記録が作られ、ひとりの人や組織がそれを支配することも裏書きすることもできず、人々が記述の正確性についてお互いを信頼し合意できるという点だ。(『TRUST』第9章) ブロックチェーンの技術は、新しい信頼のかたちのひとつを体現しています。『TRUST』でも、2章分をブロックチェーンにあ
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