このところは株から原油、社債と何もかもが値下がりし、損失を被っている人は多いだろう。しかし最悪なのはこの人たちだ。これは過去1年で最悪のタイミングだった取引の一つだろう。 昨年12月18日、仮想通貨ビットコインの急落が始まる前日、ビットコイン投資信託であるグレースケール・ビットコイン・インベストメント・トラスト(GBTC)の純資産額に対するプレミアムは100%を超えていた。この日に同投信を買った人は、2万ドル(現在の為替レートで約226万円)弱で取引されていたビットコインに4万ドルを払ったことになる。 これほどのプレミアムが付いた主な理由は希少価値だ。ビットコイン投信は機関投資家が仮想通貨に投資する数少ない手段の一つだった。仮想通貨ブームが始まりつつあると考えた投資家は同資産へのエクスポージャーという特権のために上乗せ価格を支払った。 しかし今は、当時がピークだったことを誰もが知っている。
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