「Jリーグは無観客でやるべき」。感染症対策の権威に聞くコロナウイルス問題。「政府は間違いを認めない」【インタビュー前編】 感染症対策の権威であり、大型客船ダイヤモンド・プリンセス号に乗り込み、早い段階から新型コロナウイルスに対する警鐘を鳴らし続けてきた神戸大学感染症内科の岩田健太郎教授は、国内外のサッカーに関しても造詣が深い。YouTubeどころか、まだ国際映像も一般的ではなかった1980年代のユーゴスラビア代表に注目し、サフェット・スシッチ(元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表監督)のプレーが好きだったというから、筋金入りである。言うまでもなくスシッチはイビツァ・オシムが「パリ・サンジェルマンで最高の選手」と讃え、1990年のイタリアW杯を戦う上で中心に据えた選手(その役割はトーナメントが進むにつれて新鋭のストイコビッチとともに担うことになるのだが)である。いまだ収束の見えないパンデミックが世
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