美容外科医への転身を決意した理由は、医療システムへの不満だけではありません。市場原理の問題もありました。すでに整形外科医としての一歩を歩み始めていましたが、この分野ではすでに実績を積んだ人たちが数多くいました。正直、層の厚い整形外科で若造の僕がナンバーワンになれるとは思えませんでした。また、形成外科にしてもそれなりに層が厚かった。 一方、当時の美容外科は、ほとんど手のつけられていない未開拓の分野でした。もともと僕は人の後ろをついて歩くのが嫌いな性分ですし、層が薄い美容外科であれば第一人者になれるという野心も後押ししました。自分の努力次第でそこが最先端になる。すべては自分の実力次第。もちろん、先陣を切る風当たりも予想されましたが、それでもこの分野を開拓することに無限の可能性を感じました。 これまで何度も「成功する秘訣は?」「お金持ちになる秘訣は?」と質問されてきましたが、答えは簡単です。常に