増田文学に関するpikyuuuuuunのブックマーク (1)

  • 金曜日の21時、新宿へ向かう電車

    向かいに座ってた40代サラリーマンという感じの男性が、おもむろに左手薬指の指輪を外した。 私は、ああ、キーホルダーにつけるのかな、と思った。 ビジネスカバンの外ポケット内側にリングホルダーを用意してあって、そこに慣れた手つきで指輪を隠したあと、少しキョロキョロしてスマフォに目を落とした。とても嬉しそうだった。 そういうものがあるのかと驚いた。 新宿に向かうなかで、30代の新婚さんに見えるカップルが乗ってきた。もうほろ酔いで、今にもキスをしそうな雰囲気だった。 少し辟易しながらも、どうぞお幸せにとしか思うことができなかった。 隣に座り込んできた20代の残業終わり風の男性のシャツが半分出ていた。伸びた爪でソーシャルゲームをにこにこやっているのが窓越しにわかった。 向かいの指輪をしまった、サラリーマンのは磨かれていてシャツはきれいにアイロンがかかっていた。 愛って、こういうものかなと、母と旅行

    金曜日の21時、新宿へ向かう電車
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