後半は実用書を紹介しよう。現役エンジニアに話を聞き,彼らが普段,実務に役立てている本を集めた。リファレンス代わりにパラパラ見たり,得意分野ではない技術の概要をつかむために便利な本の類である。 また定番書ではちょっと難しくて,読破しようという意欲がわかなかった人のために,エンジニアや本誌寄稿者が薦める入門書もいくつか紹介しよう。 概念をつかむための入門書 定番書編で紹介したインターネットやTCP/IPの入門書は分厚く,格調高い本が多い。本当の初心者だとそれだけで敷居の高さを感じてしまうかもしれない。また,やさしく書いてある入門書でも,内容は理系の素養を前提としているものが多く,文系出身者は気後れしてしまう。 『誰も教えてくれなかったXXXのしくみ』シリーズはこうした読者に薦められる本である。日経インターネットテクノロジーの連載記事をまとめたものだ。 多摩大学の井上伸雄教授に言わせると,「文系
![実用書:手元にほしい実務に役立つ本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)