アップルコンピュータ製の携帯電話。何とも魅惑的な響きだが、昨年から続くこの噂が、いよいよ現実味を帯び始めてきた。iPod携帯やiPhoneとよばれる“それ”についてのレポートが、外信として立て続けに届いている(12月4日の記事参照)。 筆者を含む業界関係者や多くのユーザーの注目は、iPhoneが登場するかと同時に、いつ日本に上陸するかだろう。アップルにとって日本市場は自らのプレゼンスが強く、iPodやMacintoshの売り上げにも貢献している地域である。またiPhoneはビジネス色の強い従来のスマートフォンと一線を画し、音楽を軸にした「コンシューマー向けのハイエンドモデル」というコンセプトになる可能性が高い。それは日本の携帯市場とも合致する。仮にアップルがiPhoneの準備を進めているとすれば、日本市場への投入は当然ながら考えるはずだ。 春商戦に間に合えば「春の嵐」になる むろん、日本に